千頭駅に到着すると、目に飛び込んでくるヒロ&パーシー
新金谷駅を出発してから約1時間ほどSLを堪能し、千頭駅に到着した私たち。駅に到着して降りた途端に目に飛び込んでくるのは・・・・・
ドドォォーーーーーン!!!
機関車トーマスの世界観そのままの、ヒロ&パーシーです!
SLをそのまま使ってのラッピングなので、とにかく大きいですっ!!!すごい迫力っ!!!
ヒロはサンタさんの帽子を。パーシーはトナカイさんの耳をつけています。
車体もクリスマス仕様のデコレーションになっています。かわいいですね♪♪
こんな光景はめったに見られるものではないので、定番の記念撮影!
タイガーポコ家、トーマスくんのお友達と夢のコラボです☆☆☆
向かいのホームから撮影すると、こんな感じになります。
クリスマスツリーもあり、いかにもクリスマス☆
バックの山や青い空も映り込んで、とにかく美しく、楽しい世界観が伝わってきます。
千頭駅のヒロ&パーシーと、走るトーマス号。元になっているストーリー設定とは??
実はこのトーマスフェアの機関車の設定には、元になっているアニメのシーンがあるそうです。
この千頭駅に止まっている黒い機関車ヒロは、アニメの中の設定で「日本製の機関車」。他国で出会ったトーマスと仲良くなるものの、最後にヒロは日本に帰れることになり、トーマスとはお別れに。
そのとき、トーマスがヒロに向かって「いつか、貴方の所に行きます」というセリフがあるのです!
そして、この大井川鉄道ではそれを実際に叶えるべく、「トーマス号」がはるばるヒロに会いにくるという設定を意識して、この構図を考えられたそうですよ。
そして実際に「動くトーマス号」が「停まっているヒロ」に会いにくるのです。
では、新金谷駅にて準備中のトーマスより、一言いただきましょう。
「ヒロ、今会いに行くからね!待っててねー!」
(写真は後日クリスマスバージョンを実際に見に行った友人からお借りしています。私が行ったのはクリスマスバージョンが始まる前だったので、トーマス号は運行していなかったのです~)
「急げ急げ急げ~~~~~っっっ」
「よしっ!千頭駅が見えてきたぞ~~~~~」
「もう着くぞ!もう着くぞ!もうあとちょっとだ、頑張れボク!」
「会いたかったよ!!!ヒローーーーーっっ!!!!!」
「トーマス!よく来てくれたね。また会えて、ボクもとってもうれしいよ」
思わず、こんなセリフが浮かんでくるほど、ステキな場面設定です。ザックリですが、こんなイメージの設定があるんだそうですよ。
物語があると、いつもの光景がより楽しくなりますよね♪
千頭駅にあるSL転車台
さてさて、ここまではトーマスくんたちに関することでしたが、ここからはSL駅としての情報を・・・。
SLは、電車とは違って走っていく方向に合わせて頭の向きを変えなくてはなりません。
電車の場合は、初めから前と後ろに頭の部分(運転席)をつけてあるので、終着駅に入っても「電車の向きを変える」なんてことしませんよね。そのままの状態で、「始発駅~終着駅」「終着駅~始発駅」を行ったり来たりできちゃいます。
しかししかし!
石炭を積んで、蒸気を起こしながら走るSLさんはそうはいきません。なので、始発駅と終着駅のそれぞれに「転車台」というものが存在していて、到着するたびに「運転席部分」と「客車」を切り分け、運転席の車両の向きを変えるということをしているんです。
そのために存在しているのがコチラ
転車台です!
そもそも「転車」をするということが珍しい上に、ここ千頭駅の転車台のすごいところは、21世紀のこのAIの時代に「手動で転車を行う」のですよ!!!
ここに先頭車両をのせてクルリ~~ンと「人力で!」回転させちゃうのです!すごいですよね~。しかも、線路と線路がくっつく部分は、少しでもズレてしまうと脱線の原因になってしまうので、ミリ単位での調整が必要となるそうです。ものすごく技術のいる作業です。
後日、この転車の様子を動画でお届けしたいと思っています。まず本日はここまで~